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ADコーティングとは

ADコーティングとは

従来のDLCコーティングを、軟質金属切削工具用に最適化したコーティングです。
当社の標準品では、「アルミック2000エンドミル」に採用しております。

ADコーティングの特徴

抜群の耐溶着性
高耐溶着、耐焼きつき性、特にアルミなどの耐溶着性にすぐれています

低摩擦係数
従来のDLCと同等以下の低摩擦

超平滑
(Ra<0.01μm)→優れた切屑排出性

硬硬度
特殊製法により、ダイヤモンドに匹敵する高硬度を実現

高耐熱性
→優れた耐磨耗性
膜中に水素を含まない為、500℃まで変質しません

高密着力
高硬度のため優れた耐摩耗性を示します
従来のDLCの2~3倍の高密着力

ダイヤに近い化学結合
→透明干渉色

物性比較
ご希望なら、特殊別作品にもADコーティングで、性能アップを考えてみませんか?

用途と利点

軟質金属のドライ加工に威力を発揮
<エンドミル>
 ○ノンコートに比べ2倍以上の長寿命
 ○優れた加工面平滑性
<ドリル>
 ○バリが出ません
 ○優れた穴精度
 ○ノンコートに比べ2~7倍の長寿命
<バニシングリーマ>
 ○ノンコートに比べ高送り可能
 ○超寿命
 他、軟質金属用切削工具、金型、自動車部品、機械部品等
従来DLC
ADコーティング
ダイヤモンド
結晶構造
非晶質
非晶質
ダイヤモンド構造
構成元素
CH
(H=20~40at%)
C
(H<0.5at%)
C
(H~0at%)
密度
1.5~2.5 g/cm3
2.5~3.5 g/cm3
3.6 g/cm3
硬度
Hv= 1000~2000
Hv= 1500~4500
Hv= 10000
耐熱温度
max 300℃
max 500℃
max 600℃
乾式摩擦係数
0.09
0.09
0.08
比磨耗量
1.6×10-11m㎡/N
~0(測定不可)
~0(測定不可)
色調
グレイ~黒
透明(干渉色)~グレイ
透明
製法
プラズマCVD法
PVD法
プラズマCVD法
熱フィラメント法
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