ASAHI TOOLS MFG.CO.,LTD.
■エンドミルとは
 フライス盤のことを英語で milling machine(ミーリングマシン)といいますが、この工作機械に使う工具を mill(ミル)といい、end(エンド)にも刃があるので、エンドミル(end mill)というようになりました。
 JIS では、エンドミルのことを 「外周面及び端面に切れ刃を持ったシャンクタイプフライスの総称」 と定義しています。
 ドイツ語でも、エンドミルのことをシャフトフレーザー(schaft-fraser=柄付フライス)といいますから、日本と同じ意味合いです。
 したがって、エンドミルとは、正面フライスを細く長くして、シャンク(柄)をつけたようなものです。つまり、回転して外周刃で加工物の側面を削り、端面の切れ刃(底刃)で加工物の上面を削ることができるフライスがエンドミルということになり、T溝フライス、アリ溝フライス、外丸・内丸フライスも、この仲間といえます。
 実際には、エンドミルは水平にしても、垂直に立てても自在に使え、しかも、1本の工具で正面削り、側面削り、段削り、溝削り、曲面削り、ときには穴あけ、穴ぐりさえもできるのですから、まさに、フライス中の万能選手です。したがって、エンドミル加工は機械加工のなかでも、非常に大きなウェイトを占めています。
 いまやエンドミルはマシニングセンタ、フライス盤の中心的工具で、中ぐり盤、プラノミラなどの大形機にも不可欠です。また、最近の傾向として回転工具を持ったNC旋盤であるターニングセンタの普及で、旋盤にさえ使われています。
 フライス中の万能選手といわれるエンドミルですから、いろいろな加工に使われています。しかし、加工内容を分類してみますと、
 基本的には、
  ○ 底刃による正面切削
  ○ 外周刃による側面切削
  ○ 正面切削と側面切削を複合化した切削
 の三つになります。それらを実際の加工形態に合わせて、溝削り、段削り、輪郭削り、曲面削り、型彫りとか、穴加工、ポケット加工、倣い加工、総形削りなどと呼んでいるのです。


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